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2016.04.09 熊本vs山口 1-2  (山口の根幹ってなんだろう)

熊本ー山口戦は 山口のいいところが良く出た試合でした。
小塚の後釜の三幸選手もフィットして輝き始めました。
J3で我々を魅了した山口サッカーがJ2のピッチにも帰ってきました。


J2トップの熊本との試合で、山口はJ2の舞台でも山口サッカーは表現できることを証明して見せました。
長崎にとって脅威です。
これが現実になったところで、J2での山口の肝はどこだろうと考えてみました。
●トラップ ●攻撃スピード ●守備です。


●トラップ
止めて、蹴る。
上野監督はこれができない選手をピッチに出していません。
トラップが下手な選手は使いません。


1stタッチで自分とボールとの関係は完結させる。
それができる選手が揃ってます。


例えば、
多少強くても、多少ブレても、動きながらでも、自分に来たパスは1タッチで完全に止めるか、コントロールします。
2タッチ目は相手攻略に使う。

これが、
山口の攻撃の早さの秘密ではないかと。



●攻撃スピード
オフザボール時の思考が共有化されています。
全員が(今おれにボールが来たらどこに出して、出したら何のために、どこに動くか)を考えてプレーしているため、1stタッチでコントロールしたら2ndタッチは思考時間ゼロで次のパスを出します。


山口の攻撃の動きを「3プラス1」と看破しているフォロワーさんがいらっしゃいました。
①ボールゲットした後の縦パス役、
②落としてパスのポスト役、
③フリーで余裕もっての勝負パス役  
プラス 
①決定的スペースに走りこむ役


これができるのは4人が思考時間が無くプレーしているからです。


普通のJ2のチームは、
「1、ボールを受ける
2、ボールが跳ねる
3、落ち着かせる
4、、どうしようとルックアップして
5、預け先探して
6、考えて
7、ひらめいて
8、決断して
9、蹴る、
10、見届ける」 
10工程かかります。


山口はこんなことしません。


「1、ボールを受ける
(予め決めた場所に)
2、蹴る
3、ポジション移動する」 3工程です。

10工程→3工程。
それが早さに直結しています。



●守備
山口の攻撃は魅力的ですがマイボールにしないことには始まりません。
マイボールにできなければ、セカンドを拾われてひたすら相手のターンが続くのですから。
山口で不思議なのはあまりそういうシーンを見ない事です。
一度攻撃されたら一回で終わっています。
それは山口のストロングポイントが1stタッチ精度と思考時間にあることと表裏一体にあります。
1stタッチの精度に絶対の自信を持っている山口は、他チームの精度の甘さを突いてきます。


山口の守備コンセプトは
「相手とボールが離れた時、相手はコントロールできない」です。
いかに離すか、離れたボールにいかにチャレンジするか、そこに特化しているように見えます。


1stタッチ段階
山口の守備の狙いは1stタッチの誤差を上げて奪うことです。
相手のパス先を予測、体を寄せ、1stタッチの誤差を大きくします。
トラップが流れたら反応予測の差で先に奪います。
山口に以外と荒い印象があるのはこの時にファールになることが多いからです。
トラップの精度が根幹の山口の選手は、精度が鈍くなる状況の専門家です。


2ndタッチ以降
2ndタッチ以降は相手の体とボールが離れた瞬間を狙います。
ドリブルがちょっと流れた時、ロングパスを狙って足を振り上げた時、パス直後、などです。
この時は山口はボールにアクションを起こすのでファールになりません。


また、あまり露骨なコース限定や外への追いやりはありません。



こういった山口の守備が崩れる時はどんなときか。
典型が前半35分の平繁シュートのシーンでした。


   熊本GKがハイパント
→①熊本・清武が競り合いに勝ち振り向き、
→②短いドリブル
→③ラストパス
→④熊本・平繁が足元に収めてPA内でシュート    


熊本が山口を翻弄したシーンです。


それぞれのシーンを見ていきます。



①清武が競り合い勝ちした場面。
1人ついて清武の1stトラップを狙って体を寄せましたが、完全に負けて転倒しました。
さらに清武のトラップが完璧で頭に当ててから足元真下に落とし、反転した時にはフリーでした。


②短いドリブル時
フリーで前を向きドリブル開始。しかもボールが体から離れないタイプのドリブルのため山口DF飛び込めませんでした。
結果、ボールウォッチャーになりました。


③ラストパス時
山口DFがボールウォッチャーになり足が居ついてしまったのでラストパスに反応できませんでした。


④PA内でシュート時
平繁がトラップなしで通常より早いタイミングでシュートしたため山口DFのスライディングが遅れました。



山口守備は「基本ディレイ」です。
つまりディレイできない攻撃がカギです。
山口の守備を崩す手段をいくつか考えてられます。


①1タッチプレー。
少し意外ですが、山口は自分たちが得意とするダイレクトプレーが苦手です。
受け手予測もディレイもできないからでしょうか?(後半55分熊本ダイレクトプレー)


②セットプレー
山口はトラップ時に体を当ててくるので、ファールをもらいやすいです。
FKが取りやすい。
ファールをもらってFKで得点しましょう。

これを繰り返すと副次的な効果として山口は1stトラップに体を寄せきれなくなります。
山口の守備ははディレイだけになります。


③速攻
速攻でディレイが追いつかないようにすると崩せます。

④ドリブル
ボールを足元から離さないドリブルは山口DFは棒立ちになる可能性が高いので有効です。



このあたりが山口の守備攻略のカギになるのかなと。



ただ、
この攻撃の止め方がよくわからんので、山口さんとやるときはすっごい不安です。


やっぱり
「疑似1オン1オールコート」+「庄司つぶし・三幸監視」なのかなあ。
走力は長崎自信あるし。

それでも、
気持ちよく攻撃している時の山口はすごいです。
うちの真面目な選手がいいように裏を書かれてしまうんじゃないかと心配です。
去年の秋田の監督さんが「レノファは狙いどころはいくつもあるんですけどー」と言っていたのはこういうことかな、と。
上野監督は山口の守備の欠点をわざと、ある程度放置することで、殴り合いにもっていっている気がします。


守り勝ちの展開は山口苦手ですから、なんとしてもそういう展開に持ち込みたいところです。
フォルツァ、なっがっさき!





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Author:がっさん
サッカーが好きです。ネコが好きです。食べ物が好きです。風景が好きです。いろいろ好きです。おっさんです。

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